Macが操作を受け付けなくなった場合の対処

NetBoot利用時,或いは,ローカルブートでMacを使っていて,何も操作を受け付けなくなった(フリーズ状態)場合,以下の対処法がある.上から順番に試みてみよう.

UNIXコマンドのトラブル

UNIXコマンドをターミナル上で実行していた場合

Emacsを利用していて,よく分からない状態に陥った時

C-gでEmacsの通常状態に復帰出来るので,落ち着いて操作をやり直す.

アプリケーションの終了

Mac OS Xのアプリケーションやターミナルが応答しない場合,以下の操作(キーボードショートカット)で停止,又は,強制終了出来る.

プロセスの停止

コマンド + ピリオド キーを同時に押す.これにより何かを処理中のアプリケーションに対し,その処理を取りやめさせる事が出来る(場合がある).

アプリケーションの強制終了

コマンド + Option + Esc キーを同時に押す.これにより,次のようなウィンドウが表示される.

このウィンドウ中のアプリケーション一覧から,操作不能になっているアプリケーションを選択し,「強制終了」をクリックすれば,該当アプリケーションが終了する.但し,作業内容は保存されず無駄になってしまうが止むを得ない.

アプリケーションが強制終了できたら,上記のウィンドウは閉じて(左肩の赤ボタンをクリック)良い.

尚,この操作はターミナルからpsコマンドを実行し,プロセスIDを確認してkillコマンドを実行することと等価であるので,UNIXコマンドを良く知っている場合には,そちらの手段を使っても良い.

再起動やシャットダウン

一般的には,システムを再起動,或いは,一度,シャットダウンして再度起動すれば,トラブルの多くは解消する事が多い.

通常の場合

トラックパッド(マウス)が動くようなら,アップルメニューから再起動やシャットダウン(システム終了)を試みる.また,パワーボタンを押すと再起動やシステム終了を選択する表示が出るから,そこから再起動を試みる.

強制再起動

上記までを試しても駄目なら,コマンド + Control + パワーボタン を同時に押すと強制リセット(再起動)が起きるはずである.但し,正常なシステム終了処理を行わないので,システムにダメージを受ける危険性がそれなりにある.

強制電源オフ

何を試してもどうにもならないばあい,パワーボタンを数秒間押し続けると,電源が強制的に切れる.これは,上記の強制再起動よりも,さらにダメージを受けるリスクが高くなる.電源が切れたら,即座に電源を再投入して,その場で正常に起動する事を確認する事を勧める.

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