電子メールとは,ネットワークに接続されたコンピュータ間で電子的な手紙をやり取りするものである.
電子メールの宛先は「e-mailアドレス」又は「電子メールアドレス」と呼ばれ,次のような形式をしている.
名前@foo.bar.are.kore
例えば,コンピュータ理工学部のoomotoの場合であれば,次のようになる.
本学CSE環境を利用している場合,一般的には次の形式となる.
ユーザID@cse.kyoto-su.ac.jp
上記のユーザIDの部分を各自のユーザ名に置き換えると,自分自身に対するe-mailアドレスとなる.電子メールアドレスとWebページ所在位置を表すURIとは本質的に異なるものであることを理解しておくこと.また,電子メールを含めたインターネットを利用する際の注意事項がコンピュータガイド(第6章)に記載されているので,必ず一読して十分に内容を理解しておくこと.
コンピュータガイドでは,Active!Mailと呼ばれるWWWブラウザを介したmail環境を利用するように書いてあるが,これはコンピュータ理工学部以外の学生に対する一般的説明である.それに対して,コンピュータ理工学部では,電子メールメールなど様々なネットワークサービスをGoogle社のGoogle Apps for Educationを活用して提供している.これらのサービスを一括してGoogle Apps for CSEと称することにする.
Google Apps for CSEへの入り口は以下のURIのWebページである.尚,Google Apps for CSEはインターネット上の何処からでもアクセス出来るので,遠慮無く自宅からも利用して欲しい.
http://google.cse.kyoto-su.ac.jp/
このページへへアクセスすると,まず,iGoogleと呼ばれるページが表示されるだろう.(初めてアクセスする場合には表示されないかも知れない.)
このページの右上の「ログイン」をクリックすると,以下のような本学の学認システムページにリダイレクト(転送)される.ここでの認証は本学の電子掲示板システムPOSTや学習支援システムmoodleと全く共通である.
このページの求められている「ネットID」と「パスワード」にはcc環境(本学コンピュータ環境)のユーザ名とパスワードを入力する.
注: 学認システムに限らず,NetBootへのログインする場合などユーザ名とパスワードの入力が必要な場合は,キーボード入力は「英数モード」にて行うのが普通であるので心に留めておこう.
この時,次のようなメッセージが表示されるかも知れない.
これは,毎回パスワードを入力する事を省いて簡単にアクセスさせようとするSafariの機能によるものだが,他人による万が一の不正利用を未然に防ぐために「このWebサイトでは保存しない」をクリックする事を強く勧める.
これは,インターネット上の他のWebサイトでも同様です.万が一の場合でも安全な結果となるように操作・行動するのがセキュリティの基本です.
初めてGoogle Apps for CSEへアクセスした場合に限り,CAPTCHA認証と呼ばれる画面が表示される.非常に見難いが歪んだ文字画像を読み取り,その文字をキーボードから入力し,利用規約を一通り読んでから「同意して、アカウントを作成します」ボタンをクリックする.
ちなみに,このCAPTCHA認証は,不正利用を目的としたコンピュータによる自動アクセスではなく,実在する人間がアクセスであることを確認するために行われている.
CAPTCHA認証に成功すると,Google Apps for CSEのスタートページが表示される.
Google Appsを終了するには,ウィンドウ右上のメニューから「ログアウト」ボタンをクリックし,さらにブラウザのメニューから「終了」を選んで,必ずブラウザプログラムを終了させること.
ブラウザをそのまま放置していると,万が一,誰か他の人がそのブラウザ画面を操作してアクセスすると無条件にGoogle Appsにログインできてしまうので,セキュリティ上,極めて危険である.
Google AppsにはGoogleが提供しているメールサービスGmailが統合されている.情報センターが提供するcc環境のメールサービスに比べてメール容量が一人当たり25.5GB(それに対してcc環境では300MB)であるなど,大きなメリットがあるので是非とも積極的に利用して欲しい.
また,今後,卒業するまでの間,必ずメールが来てないかどうか毎日チェックする習慣にして欲しい.(尚,本学一般学生に提供されているcc環境のメールとの関係は後で説明する.)
Gmailを利用するには,スタートページ上のGmailアイコンをクリックする.
Gmail画面左列の「受信トレイ」をクリックすると受信済みのメール一覧が表示される.
注: Googleの各種サービスの画面はいつの間にか変更になっている事が良くある.その程度はGoogle Appsでは日常茶飯事だ.
メール一覧から,読みたいメール表題をクリックするとメール本文が表示される.
「←」ボタンをクリックすると一覧表示に戻る.
ここで,画面左の一覧は次のように表示されているだろう.
これは,今現在,自分が保持しているメールを分類している「整理トレイ(入れ物)」と考えよう.
また,到着したメールは直ぐに一覧表示に出てくるとは限らない.直ぐに確認したければ,一覧表示画面の「更新」ボタンをクリックする.
新たにメールを作成して送信するには,画面左の「作成」ボタンをクリックする.
ここでTo欄(宛先)に送信したい相手のメールアドレスを入力する.また,「件名」にはメール内容を適切に表現するキーワードを必ず付けること.このようなマナーはインターネットでのメールでは相当に厳格だと考えよう.
学生諸君が良く利用している携帯電話のメールやSNSのメッセージとは「文化」が違うと肝に銘じて欲しい.インターネットのメールはビジネス(仕事)で使われる事を前提とされる事が多く,当然,それなりのマナーが要求されるのだ.
これらは全く意味が無いばかりでなく,「迷惑メール」としてゴミ箱直行という扱いをされる危険性すらある.
適切な件名とは,「メールを受け取る人の立場から判断して,内容の重要度や緊急性が一目で判断出来る程度に適切」でなければならない.
メールの宛先を指定できる欄(フィールド)は3ヶ所ある.それぞれの以下のような意味を持っているので,状況に応じて適切に使い分ける必要がある.
指定欄 | 意味 |
To: (宛先) | メールの本来の受取人を指定する.受取人が複数の場合はコンマ(,)で区切って指定する. |
Cc: | 本来の受取人ではないが,メール内容の「控え」(複製)を同時に送っておきたい人のアドレスを指定する. |
Bcc: | Cc:欄に指定されたメールアドレスは「宛先」に指定された人が受け取るメールにも,そのまま表示される.To:で指定している本来の受取人やCc:で指定した人に,「控え」を別の人に送信している事を知られたくない場合には,この欄に「控え」を送信したい人のアドレスを指定する. |
尚,Gmailで作成できるメール形式として「リッチテキスト形式(文字種の変更などワープロ風書式が利用可能)」と「書式なしのテキスト形式(簡素)」を選択できるが,特別な理由の無い限り「書式なしのテキスト形式」を選択すること.その理由は,リッチテキスト形式では受け取った相手が正常に読めない場合が起こり得るからである.一度「書式なしのテキスト形式」を選択すれば,その後は原則として「テキスト形式」でメールが作成される.
初めてGmailでメールを作成する場合,或いは,「テキスト形式」でのメール作成に正しく設定されていない場合,メール作成画面は「リッチテキスト形式」に設定されている.しかし,この状態でメールを作成すると,そのメールを受け取った人がメールを読む時に正常に画面表示出来ない場合が時々起こる.
メールを受け取る人がどんなソフトウェアでメールを読んでいるかは予想できないだろう? 例えば,古い携帯電話やパソコンを大事に使っていて最新の機能は使えないかも知れない.自分が正常に表示されているからといって相手も正常に表示されている筈だと思い込むのは適切な態度とは言えない.インターネットでのコミュニケーションでは相手の状況を常に最大限配慮してあげるのが正しい態度である.
「書式無しのテキスト形式」を選択するには,メール作成画面の右下メニューから「プレーンテキストモード」を選択しておこう.これは一度設定しておけば,その後のメール作成では原則として常に有効になるはずだ.
プレーンテキストモード(書式なしのテキスト形式)に設定できたら,テスト用メールを作成してみよう.
メール本文を書き終えた後,「送信」ボタンをクリックすると送信される.また,送信したメールは,その控えが「送信済みメール」トレイに残る.また,書きかけのメールは「下書きメール」トレイに自動保存されるようだ.また,メール作成を取りやめるには,「下書きを破棄」ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックする.
返信メールを作成するには,受信したメールを読んでいる状態で
「返信」ボタンをクリックする.その後はメール作成と同様に操作すれば良い.
返信メールの作成画面では,行き違いを防ぐために受信した内容が複製されて先に書き込まれている.必要に応じて程よく削除するなどして読みやすくしてあげると,より「読みやすいメール」になるだろう.
自分自身の電子メールアドレスを十分に確認し,以下の内容の電子メールを自分自身のメールアドレスに送信して,それを自分自身で読んでみよ.尚,「件名」欄には何か適切なキーワードを必ず記入すること.
上記の練習その1で届いた電子メールに対して,返信を出してみよ.適切な「件名」を忘れずに.
近隣の友人と相談してお互いにmailを送信してみよ.また,そのメールに対して返信を送ってみよ.送信内容は簡単な挨拶程度で良い.くどいようだが適切な「件名」の入力を忘れないように.
自分と近隣友人2名の合計3名の間で,宛先に自分自身のメールアドレス,Cc欄に一人目の友人のアドレス,Bcc欄に二人目の友人のアドレスを指定した上で, 以下の内容の電子メールを自分自身に送ってみよ.たとえ練習でも「件名」の入力は忘れないようにすることを忘れるな!
受信したメールを開いて,宛先表示右のボタンをプレスすると
メールの送信先などの詳細情報を確認できる.From:(差出人), To:, Cc:の各フィールドを確認して,宛先(To:)やCc, Bccに指示されたメールアドレスがどのようになっているかを確認し,それらの意味をじっくり考えてみよう.
また,メール配送経路など詳細なメール配送に関する情報を見たいときは,読んでいるメール画面のメニューから「メッセージのソースを表示」を選択する.
別ウィンドウが開いて,受信したメールの生情報(メールシステム上で保管されているメールの全情報をメールのソースと呼ぶ)が表示されるだろう.このソース情報はメールが届かないなどのトラブル原因を探る時に有力な手掛かりになる事が多い.
以下の内容の電子メールを自分自身に送ってみよ.何度も何度もくどいがメールを送信する前には適切な「件名」を付けていることを確認すること.
次のような英語で書かれたメールを受信することがある.
これは「エラーメール」と呼ばれ,何かの理由で受取人にメールを配信出来なかった旨をメール配送サーバが通知してきた連絡メールである.
エラーメールで最も多いのが「宛先メールアドレスを間違えて送信した」,或いは,「受取人がメールアドレスを変更したので,そのメールアドレスは使われてない」場合である.この場合,メールを受け取るべき該当者が存在しないためにシステムが「エラーメール」として通知してきている.ちなみに上記の場合,"Delivery to the following recipient failed permanently. (以下の配送先に届ける事はどうやっても失敗した.)"と書かれている.
このくらいの英文におたおたしているようだと,コンピュータ系業界人としてはやっていけないぞ.
メールが「配送できない」理由の最も多くは,「そのような受取人はいません」という場合であるが,稀に「あなた(又はあなたのドメイン)は迷惑メールの送信元と判断されています」という場合もあり得る.但し,cse.kyoto-su.ac.jpドメインのメールを利用する限り,そのような拒否の可能性は非常に低いと考えられる.
メールを整理するには「ラベル」機能を使う.「ラベル」とはメールに付けられた「目印」,或いは,「分類」と考える事が出来る.
まず,メール一覧画面にて整理したいメールにチェックマークを入れる.次に「ラベル」メニューから分類したいラベルを選択するが,ここでは新しいラベルを作成してみよう.メニューから「新しいラベルを作成する.受信トレイを開き,「ラベル」メニューから,「新規作成」を選ぶ.
表示されたダイアログに新しいラベル名を入力する.ここでは「友達」としておこう.入力したら「作成」ボタンをクリックする.
すると,一覧でマークしておいたメールに「友達」というラベルが付くと同時に,画面左端に「友達」トレイが作成される.
「友達」トレイをクリックすると,「友達」ラベルが付けられているメール一覧が表示される.
一旦作成したラベルを他のメールに付けて整理したいときは,メール一覧からチェックマークを付けた上で,ラベルメニューから付けたいラベルを選択すれば良い.
また,各メールに付けられたラベルを外すには,次の何れかの操作による.
ラベルを削除したメールは受信トレイには戻らずに,「すべてのメール」トレイに入ることがあるから必要である.尚,「すべてのメール」トレイには,ラベルに関わらず自分が受信したメールが常に全て表示される.
また,特に重要なメールは「スターを付ける」事で区別出来る.スターを付けるには,メール一覧の☆マークをクリックする.こうしておくと,画面左の「スター付き」トレイより,☆が付けられたメールのみを一覧することが出来る.
一度付けたラベルを変更したい場合は,「移動」メニューから選択する.
ここで,変更先のラベル名を選べばラベルが付け代わる.また,別のラベルを追加で付けたい場合は右隣の「ラベルを付ける」メニューから選択しよう.
これらのメニューから「ラベルの管理」を選ぶと,ラベル整理画面が表示されるので不要なラベルは「削除」するなり,ラベル名を変えたければ「編集」するなりすれば良い.
各メールには複数のラベルを同時に付けることが出来るので,必要に応じてラベルを追加して上手にメールを分類・整理してみよう.
Gmailの基本方針は「受信したメールは削除するな!全て残しておいて『検索』すべし」である(実際,メール容量が25.5GBもあるので,下手をすると一生かかっても使い切れない).しかし,明らかに不要となったメールは削除することが出来る.
メールを削除する場合には,メール一覧の□にチェックマークを入れた上で「削除」ボタンをクリックする.この操作により不要メールが「ゴミ箱」に移動する.
間違えてゴミ箱に入れてしまった場合は「ゴミ箱」トレイを開き,「ラベルの変更と整理」の要領にてチェックマークを付けてから「受信トレイ」など移動させれば良い.
ゴミ箱内のメールは30日で自動的に削除されるが,直ぐに削除したい場合は「ゴミ箱」トレイを開き,「完全に削除」ボタンをクリックすると即座に削除される.
Gmailには極めて強力な迷惑メール(スパムメール)に対するフィルタリング(分類)機能(スパムフィルタ)が付いている.受信したメールが迷惑メールと推測された場合,そのメールは「迷惑メール」トレイに自動的に入れられて30日で自動削除される.
但し,あまりに強力な為に正しいメールが誤って迷惑メールとされてしまうことがある.時々,「迷惑メール」フォルダをチェックして,間違っているメールはチェックマークを入れてから「迷惑メールを解除」ボタンをクリックして受信トレイに戻してあげるようにしよう.
Gmailには特定のメールアドレスから発信されたメールだけを他のアドレスへ転送するフィルタ機能など様々な機能が用意されている.画面右上の「設定」メニューから「設定」を選択すると様々な設定が出来る.
必要に応じてヘルプを参照しながら設定してみて欲しい.例えば,フィルタ機能を使うと親しい友人から来たメールだけを自分の携帯電話へ転送するといった使い方が出来る.
本学コンピュータ環境(cc環境)でもコンピュータ理工学部を含めた全学生向けにActive!Mailというメールサービスが提供されている.そのメールサービスではメールアドレスがg1XXXXXX@cc.kyoto-su.ac.jpとなっており,Google Apps for CSEとは全く別のアドレスになっている.Active!Mailは全学部の学生が共通に使えるために,本学の教学システム・事務システムでは学生への連絡メールをcc.kyoto-su.ac.jp向けに送信するようにシステム化されている.
これに対して,平成22年度より,コンピュータ理工学部学生については,
cc環境 ----> Google Apps for CSE
という転送設定が既に入学時点で情報センターにて実施されている.従って,moodle学習支援システムや本学事務からのメール連絡などは全部CSE環境のGmailへ転送されてくるから,コンピュータ理工学部学生が特にcc環境側で何か転送設定する必要はない.
何らかの事情でどうしても転送設定を変更したい場合は,http://www.kyoto-su.ac.jp/ccinfo/ から変更できるが,設定変更によってメールの見落としなどが生じないように気をつけること.(それによって見落としが起きても誰も助けてはくれない.)
基本的にはGoogle Apps for CSEでメールを読み書きしていれば,本学からの教学的/事務的連絡メールを読み落とす事はないだろう.
インターネットを介して送られる電子メールは,一般社会で業務にも利用されるなど通信連絡手段として非常に重要になっている. 大学においても教員・事務との連絡やレポート提出,或いは,就職活動などに欠かせないものとなっており,「正しい知識とマナー」を知らなければ様々な不利益を受けることを理解する必要がある.
ここでは,CSE環境やcc環境などのコンピュータ環境から発信されるメールをインターネットメールと呼ぶことにする.携帯電話のメールを利用するなとまでは言わないが,両者は明らかに違うものであると意識しながら上手に使い分けて利用すること.
尚,電子メールは,教員や本学事務室などから連絡メールがくる事がある.原則として毎日メールが到着していないかどうか確認する習慣を付けよう.また,大事なメールを見落とさないように,CSE環境へ届いたメールを自分の携帯電話へ転送するなどの設定も可能なので上手に使って,見落としの無いようにしよう.メールの転送設定は,Gmail画面右上の「設定」を選択し,「メール転送とPOP/IMAP」タブで設定できる.但し,自分が正当に使えるメールアドレスかどうかを確認するための確認メールを受け取って操作する必要があるので,勝手に他人のアドレスに転送する事はできない.
基礎プログラミング演習の課題提出用メールアドレス
に,以下に指示する内容の電子メールをGmailを用いて送信せよ.宛先メールアドレスに間違い無きよう十分に注意されたし.
尚,度が過ぎるくらいくどいと思うが,メールを送信する際には「適切な表題」が「件名」に指定されている事を確認すべし.また,本課題に限らずメール本文の先頭では「所属と名前」を名乗るべし.
ちなみに,件名欄に「適切な表題」と文字通り記入しないように.「適切な表題」とは「メールの内容を的確に表す自分で考えたタイトル」という意味だ.
さらに,「適切な表題」の「適切」とは,「簡潔で分かりやすい」という意味も含まれる.表題に学生証番号や氏名を入力したら「簡潔」とは言えないぞ.
締め切り:教員の指示による
また,今回の課題については担当教員から返信が届くはずなので,その返信を必ず確認すること.メールの到着可能性は完璧に100%ではないから,メールが相手に届いたかどうかを確認するには相手に返信してもらうのが確実である.この考え方を「到着確認応答 (Acknowledement)」と呼ぶ.
今後は,友人同士の連絡など積極的に日常生活にGmailを活用するように心がけて欲しい.
Googleカレンダーはスケジュール管理を行うツールである.Googleカレンダーにアクセスするには,スタートページ上の「カレンダー」リンクをクリックする.
カレンダー表示は画面右上のタブをクリックすると表示形式を変更できる.例えば「月」タブをクリックして月間表示にしてみよう.
画面左上の「予定を作成」をクリックするか,予定を入れたい日をクリックすると「予定入力吹き出し」が表示される.
例として,5月3日の10:00から12:00まで買物へ行く予定があると想定して入力してみよう.予定を入力するには予定日の欄(5/3)をクリックする.
ここで,まずタイトルを入力してから,「予定の編集」をクリックする.
予定の詳細を入力する画面が表示されるので,入力したい予定を詳細に指定する.
一日全部の予定でない場合は,「終日」のチェックマークをクリックして外すと,予定の時間帯を細かく指示できる.また,大学の授業のように毎週繰り返される予定の場合は,「繰り返し」をチェックすると繰り返しを細かく指定できる.さらに,予定の日時が近づくとメールなどで指示してくれる機能があり「通知」メニューで指定できる.ここでは予定の1時間前にメールで知らせてくれるように設定してみよう.
最後に「保存」ボタンをクリックすると,予定が作成されてカレンダーに追加される.
作成済みの予定を削除するには,カレンダー上に表示されている予定をクリックすると予定の詳細を表示する「吹き出し」が表示されるので,その吹き出しの「削除」をクリックする.
Googleカレンダーは,個人専用カレンダー以外に複数のカレンダーを作成して目的別に使い分けたり,各カレンダーを他の人と共有することも出来る.
ここでは,まず,「日本の祝日」を取り込んでみよう.「日本の祝日」カレンダーを取り込むには画面左の「他のカレンダー」タブメニューから
「おすすめのカレンダーを検索」を選択する.カレンダー検索画面が表示されるので,「休日」タブから「日本の休日」を探し,「登録」をクリックする.
「日本の休日」カレンダーが取り込まれると,画面左に自分が取り込んでいる(或いは,作成している)カレンダー一覧が更新され,自分のカレンダー上に色分けして表示される.
尚,取り込んだカレンダーの内容を一時的に隠したければ,そのカレンダー名(例えば「日本の祝日」という箇所)をクリックすると一時的に表示が隠され,もう一度クリックすると再表示される.
ここで,カレンダー共有の典型的利用例としてコンピュータ理工学部関連の各種行事予定表を取り込んでみよう.
Googleカレンダーにて各ユーザが作成している様々なカレンダーは,それぞれ特殊なメールアドレスによって区別される.CSE公開行事予定表を表すメールアドレスは
cse.kyoto-su.ac.jp_3630373232373635373133@resource.calendar.google.com
である.
この文字列を画面左「他のカレンダー」タブの「友だちのカレンダーを追加」と薄く表示されている入力欄に
コピー&ペーストしてからReturnキーをタイプすると,該当するカレンダーが追加される.
ここで,他人と共有目的のカレンダーを作成してみよう.ここでは,あるサークル活動の予定表を作成するものとする.
新しいカレンダーを作成するには,「マイ カレンダー」メニューから「新しいカレンダーを作成」を選択する.
次の画面で新しく作成するカレンダーの名前や共有に関する設定を行う.
「カレンダー名」や「説明」は適切な内容を入力する.このカレンダーを自分専用でなく他人と共有するなら,「このカレンダーを他のユーザーと共有する」にチェックを入れ,共有の対象範囲を指定する.また,カレンダーに対する「権限」とは「予定表が見えるだけ」「予定の追加・修正が出来る」といった事を意味する.詳細は,「このカレンダーを他のユーザーと共有する」チェックボックス右側の「ヘルプ」を参照して欲しい.
また,Google Appsのサービスは,コンピュータ理工学部関係者以外の一般人もGoogleアカウントを持っていれば利用できるが,そのようなユーザと共有する場合は,そのユーザのメールアドレスを指定して追加すれば良い.
最後に「カレンダーを作成」ボタンをクリックすると,新しいカレンダーが作成される.
使っていたカレンダーが不要となった場合は,「マイカレンダー」メニューの「設定」を選択し,カレンダー設定画面から削除したいカレンダーに該当する行の右端にある「削除」をクリックする.
Googleカレンダーの共有機能を使うと,例えば,サークルの活動予定表をメンバー間で共有してスケジュールの確認や調整に使うなど,色々便利に使えるだろう.各自,創意工夫して活用して欲しい.
但し,共有するための設定を間違えると「自分のデートの予定が全世界中に丸見え」になったりするので,カレンダー共有を始める際にはくれぐれも共有したいユーザの範囲や閲覧権限が適切かどうか確認すること.カレンダー設定の詳細は,画面右上の「ヘルプ」を参照して欲しい.
GoogleドキュメントはWebブラウザだけで利用できるワープロ・表計算ツールである.(GoogleはMicrosoft Officeに対して,これで闘う気があるらしい....)
最近,Googleドライブというファイル共有サービスと統合されて名称が変わったようだ.
スタートページ上の「Googleドライブ」リンクをクリックするとGoogleドキュメントの使用が開始される.
初めてGoogleドキュメント(Googleドライブ)にアクセスすると,(不必要に)親切にもGoogleドライブの「チュートリアル」(使い方入門)が表示されるらしい.その場合には画面右下に「スキップ」ボタンがあるので,それをクリックすればチュートリアルは消えてくれる模様.....
試しに「お試しシート」という表計算シート文書を作成してみよう.
Google Docsを使えばブラウザだけでワープロ機能や表計算機能が使えたり,他者と共同作業が出来たりする.
ここでは,Googleドキュメントの詳細な使い方は,時間の都合上,これ以上説明できないが,Googleドキュメントの最も強力な機能である文書共有を紹介しておく.
Googleドキュメントが利用できる状態で以下のリンクを開くと,「コンピュータ理工学部関係者全員」に公開されている表計算文書の一つが共有出来るだろう.その利用感覚を知るために,以下の表計算シートの「一言感想欄」に自分のコメントを書き込んでみよう.
Googleカレンダーの共有機能と同じく,上手につかえば学生生活を便利にする道具として役立てる事ができるだろう.上手く使って欲しい.