日本語入力

ことえり: MacOS Xにおける日本語文字入力機能

日本語文字入力に関しては,MacOS Xでは標準として「ことえり(言選り)」と呼ばれる日本語入力メソッドを用いる.いずれのアプリケーションを利用している時でも「英数キーで英語モード」,「かなキーで日本語(かな漢字)モード」に切り替えて入力すれば良い.

各モードを確認するには,画面右上のことえりメニューの表示を見れば良い.日本語モードなら あ ,英語モードなら A と表示されている.

ひらがな入力

ひらがなを入力するには,「かなキー」をタイプして日本語入力モードとした状態で,ひらがなをローマ字読みでキーボードから入力する.速く日本語入力が出来ることもレポートを書いたりなどパソコンを使った作業ではとても重要なので,とにかく小まめにキーボード練習を行うこと.

漢字入力

漢字を入力するには,ローマ字読みでひらがなを入力し,スペースキーを押すと漢字に変換された候補が表示される.自分の望む候補が出てない場合は,さらにスペースキーをタイプして他の候補を表示させ,目的の漢字候補が出た時にReturnキーをタイプすると入力される.これを「確定」とよぶ.

また,日本語をひらがなで入力すると,ひらがなの区切りを間違えることがある.この区切りを「文節」と呼び,今まさしく,ことえりが変換しようとしている文節はアンダーラインで示されている.ここでスペースキーをタイプすると次々に変換候補が出るので,適切な候補が出たらReturnキーで確定し,さらに次の文節を変換するといったことを繰り返す.文節の移動は←キーと→キーを用いる.→キーの代わりにC-d, ←キーの代わりにC-sを使うことも出来る.また,変換候補は↑キー(又は,C-e)と↓キー(又はC-x)で選択することも出来る.詳細は,ことえりのヘルプを参照のこと.

カタカナ入力

カタカナを入力するには,まずひらがなを入力し, Option-x でカタカナに変換する.

全角英字入力

2バイト文字の英字(全角)を入力するには,アルファベットを入力した後, Option-c をタイプする.

拗音・促音入力

拗音(ようおん,小さい「ゃ」「ょ」など)や促音(そくおん,小さい「っ」)を入力するには,前にxをつけてxyo 「ょ」 などと入力する.

日本語テキスト編集練習

ここでは, Mac OS X標準添付のテキストエディタであるテキストエディット.appを使って日本語入力練習してみよう.アプリケーションフォルダを開き,テキストエディット.appを起動する.

起動して開いたウィンドウに次のような簡単な日本語文章を入力してみよ.

こんにちは,日本語入力の練習です。

次に,きょうとのそうがきょうきょうをよむを一気に入力して,次のように上手く変換してみよう.

京都の僧が今日経を読む

さらに,次の例文を入力してみよう.尚,カタカナへの変換は,読みがなを入力後にOption-xをタイプする.また,「」(かぎカッコ)は日本語モードにて [] キーをタイプする.

数学の方程式で「X」といえば、未知数のこと。なぜ未知のものごとは「X」で表わすのか。
最初に未知数を表わす記号としてXを使ったのは、十七世紀の数学者であったデカルトであった。
当時、既知数として、a, b, cというアルファベットの最初の3文字が使われていたため、
それなら未知数には終わりの3文字を使おうと彼が提唱したと言われている。

入力練習が終わったら,テキストエディットは終了して良い.この時,恐らく内容を保存するか?と聞いてくるが,ここでは単なる日本語入力練習なので「保存しない」をクリックして閉じよう.

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