Google Driveの利用

このページではGoogle Apps for CSEで利用できるオンライン・ストレージ・サービスであるGoogle Driveについて情報提供しています.

Google Driveとは?

Google Driveとは,Google社が提供するオンライン・ストレージと呼ばれるタイプのサービスです.

簡単に言えば,Google社のサーバ上に各ユーザ向けにファイルが保存できるフォルダが用意され,このフォルダ内容と手元のパソコンや携帯端末の上のフォルダ(Google Drive)の内容が自動的に同期されるというものです.

フォルダの同期とは?

例えば,自宅ではデスクトップパソコンを使い,外ではノートパソコンを使うというように状況に応じて使い分けているとします.このような場合,自宅デスクトップパソコンで作業したファイルを外出先で使っているノートパソコンやiPhoneなどの携帯端末で使いたい,或いは,ノートパソコンで修正したファイルに対する作業の続きをデスクトップパソコンで行いたいといった状況が良く起きます.

このような状況では,通常ならUSBメモリなどを使ってファイルを複製・移動させるとか,メールに添付して送付したりとか,少し面倒な作業が必要になります.Google Driveは,このような複数台のパソコン(端末)の間でのファイル利用のための作業を自動化してくれるサービスであり,それは「フォルダの同期」という考え方で実行されます.

この「フォルダの同期」とは概ね次のような動作をします.

Google Driveソフトウエアが動作しているデスクトップパソコンにはGoogle Driveというフォルダが作成されます.このフォルダに何かファイルを追加配置する,或いは,既に配置済みのファイルを編集して更新したとします.そのパソコンがインターネットに繋がっていれば,それらのファイルはGoogle Driveソフトウエアによって自動的にGoogleサーバにアップロードされて保管されます.また,Google Driveフォルダからファイルを削除するとGoogleサーバ上のファイルも自動的に削除されます.

このように,デスクトップパソコンのGoogle DriveフォルダとGoogleサーバ上のフォルダの内容が「常に同じ」になるように自動処理されます.これが「フォルダの同期」です.

また,同じユーザがノートパソコンも使用しており,このノートパソコンでもGoogle Driveソフトウェアが動作しているとします.この際,Google Driveソフトウエアはノートパソコン上のGoogle DriveフォルダとGoogleサーバ上に保管されているフォルダの内容(ファイル)を比較し,Googleサーバ上に新たに保存されたファイルはノートパソコン上へダウンロードされます.また,Googleサーバから削除されたファイルについては,ノートパソコン上から自動的に削除されます.ここでも,ノートパソコン上のGoogle DriveフォルダとGoogleサーバ上のフォルダについて,その内容は自動的に同期します.

尚,パソコン側とGoogleサーバ側の両方に名前が同じファイルが存在した場合は,ファイル更新日付をチェックして古いほうが新しいものに置き換わるので注意してください.また,パソコン側でGoogle Driveフォルダ内のファイルを削除してしまうと,Googleサーバ上のファイルも削除され,さらには別のパソコン上のフォルダからも削除されてしまうことも「同期」の意味から考えれば分かると思います.

フォルダやファイルの他者との共有

Google Driveは,自分が使っているパソコンや携帯端末間でファイルのやり取りが出来るばかりでなく,同じようにGoogle Driveを利用している他者との間でフォルダ同期やファイル共有も行えます.他者との間でGoogle Driveを適切に使うには,WebブラウザでGoogle Driveのサイトにアクセスしてしてそちらで設定する必要があります.詳しい設定方法などについてははGoogle Driveのヘルプなどを参照してください.

Google Drive利用上の重大な注意事項

Google Driveフォルダに入れたファイルは全てGoogleのサーバ上にアップロードされます.このため,万が一,Googleサーバにて事故が起きるとインターネット上にそれらのファイルが流出してしまって回収できなくなるといった危険性が否定できません.サークル活動の名簿など「個人情報」が含まれるファイルや高い秘匿性が必要なファイルは絶対にGoogle Driveに置かないようにしましょう.

置いて良いのは,万が一の事故が起きても自分自身で責任がとれるデータ(自分自身に関わる情報だけを含むもの)だけと考えて下さい.

Google Driveのインストール

まず,Google Apps for CSEにアクセスしてログインしておきます.

http://google.cse.kyoto-su.ac.jp

次に,Google Apps for CSE上のGoogle ドライブへアクセスします.

Googleドライブ画面からGoogleドライブソフトウエアをダウンロードします.

「Googleドライブをダウンロード」をクリックすると,次の画面が表示されます.

この「Googleドライブをダウンロード」リンクをクリックするとGoogle社のサービス利用許諾条件が表示されますので,

これに同意の上で「同意してダウンロード」をクリックするとディスクイメージファイルがダウンロードが開始されます.

ダウンロードされたディスクイメージを開き,

Google Drive.appをアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップしてインストールします.

アプリケーションフォルダのGoogle Drive.appを開いて起動します.

初めて起動したときには,このような表示が出ますが「開く」をクリックして先へ進みます.

MacBookの管理者権限を要求してくるので,管理者パスワードを入力します.

Google Driveが最初に起動したときは,以下のようなログイン画面が表示されます.

この画面上の入力欄にGoogle Apps for CSEのメールアドレスを入力し,パスワード欄には何も入力しないでログインボタンをクリックします.

恐らく,本学の学認システム画面が表示されるはずです.

ちょっと面倒ですが,ここで改めて本学のPOSTやmoodleにアクセスする場合と同じようにユーザIDとパスワードを入力します.

ユーザ認証に成功すると,次のような画面が出ますので,一応はメッセージを読んだ上で「次へ」をクリックします.

この画面でもメッセージを読んでから,「同期を開始」をクリックします.

Google Driveが動作し始めると,デスクトップ上側にメニューが追加表示されるようになります.

さて,ここでホームディレクトリ(フォルダ)を確認してください.Google ドライブ(又は,Google Drive)という名前のフォルダが追加されているはずです.

このフォルダに入れたファイルがGoogleサーバ上に同期して保管されるようになります.

Google Driveを停止させたい(同期を止めたい)場合は,上記のようなデスクトップ上のメニューから「Google ドライブを終了」を選択してください.

また,Google Driveは基本的にパソコン起動時(或いは,ログイン時)に自動的に起動されて,同期処理が開始されます.操作誤りなどで不適切なフォルダ共有や事故を防ぐためには,「必要なときに同期処理を実行させ不要なときには停止させておく」方が良いかも知れません.その場合には,やはり上記のデスクトップメニューから「設定...」を選択して表示されるダイアログから,

チェックボックス「パソコンの起動時にGoogleドライブを自動的に起動する」を外しておきましょう.

こうしておくと,必要なときにだけGoogle Drive.appをアプリケーションフォルダから起動してフォルダ同期を行い,用が済んだらQuitして停止させておく事が出来ます.

以上

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