このページでは,京都産業大学情報理工学部で運用している講義収録システムLecRecを学生が利用するための情報を提供しています.
LecRecへブラウザでアクセスしても動画再生されない・音声が出ないといった現象に遭遇して正常に視聴学習出来ない場合, その原因はほぼ100%視聴側の環境(つまり,君たちの使っているパソコン側)に問題があると断言します.管理者側に理不尽な言い掛かりを付けずに以下の手順で改善を試みてみましょう.
本講義収録システムは愛称をLecRec (Lecture Recorder)と称します.
このシステム米国Echo360社 (http://www.echo360.com) の開発したEcho360 ALP (Active Learning Platform)ベースに大本が構築したものです.教卓内に収録用アプライアンス機器,教室後方にNetworkカメラを設置して,基本的に自動的に講義風景を収録する仕組みになっています.
注1: 尚,Echo360 ALPは,最も著名なクラウドサービスであるAmazon社のAWS (Amazon Web Services)のクラウド上で稼働しています.皆さんが本システムを利用出来るのはAWSが陰で頑張ってるからということですね.AWSに感謝!
注2: 自宅のネットワーク回線の速度・容量の制限がある場合,講義ビデオ再生の映像サイズを小さくすると改善される可能性があります.以下の「視聴の手順」項目の「映像の解像度と速度」に関する記載を参照して下さい.
本システムは,受講生の皆さんの学習支援にあり,主に以下の二つを想定しています.
つまり,あくまでも「ライブ講義」があくまでも本筋で重要であり,本システムの利用は「補助に過ぎない」ということです.
本システムで収録された講義を後で閲覧できるからというのは,授業を欠席して構わない理由にはなりません.しっかり,講義には出席するようにしましょう.
講義収録のための機器が設置されている教室は SR407, 12502, 10201, 14102, 14103 の5教室です.
教室内で収録されるものは,以下の3つです.
収録対象となる講義は,機器が設置された教室で実施されるコンピュータ理工学部専門科目のうち,担当教員が収録許諾したものが対象となります.受講科目が収録対象となっていない場合,その理由が知りたい,或いは,収録を希望するなどのリクエストは各講義担当教員に申し出てください.
収録講義科目での受講上の注意
収録対象となっている授業では教室後方設置のカメラ装置により黒板映像を自動収録しています.そのため,着座位置や授業中に黒板前を横切るなどの場合,皆さんの姿が止むを得ず収録されてしまう事が起こります.それが気になる場合には,着座位置を上手く選ぶ,カメラに映り込む教室範囲を講義中に立ち歩かないなどの対応を個人的に取ってください.
尚,カメラ収録についての詳細は,以下のPDF文書に記載しています.
収録教室での注意事項
教室後方に設置された収録カメラ装置は非常に繊細な機器です.触るなどのイタズラは一切しないでください.故障の原因になります.
本システムで収録された各講義回のプロジェクター映像・音声・板書映像を纏めたものをCapture (収録コンテンツ)と呼びます.
注意事項
本システムに限らず,担当教員の映像や音声,プロジェクターに投影された画像など一切全ては著作権法に基づく著作物です.そこで,本システムで視聴できる映像・音声・画像などの全てについて,講義担当教員の許諾無く無断で記録・複製・使用・配布・転載などの行為一切を禁じます.そのような行為に及んだ場合,停学・退学などの処分対象となるばかりでなく,民事・刑事双方の裁判事案となり極めて大きな不利益を被る可能性があります.
ちなみに,「複製」を禁じますので,講義ビデオをダウンロード保存したり,再生画面を録画などの手段で自分のパソコン上に保存する事は許可されません.悪しからず.
以下ブラウザの最新版がサポートされます.古いバージョンでは不具合も見つかっていますので,必ず最新版へアップデートして下さい.
Echoコンテンツをオンデマンド視聴する際には出来るだけ高速なネットワーク接続(有線LAN接続を推奨)を利用するようにしてください.尚,学内・学外,何れからでもアクセス可能です.
今のところ,Echoコンテンツの視聴はWebブラウザでのオンデマンド視聴だけを提供しています.(尚,Video Podcast配信機能もあるようですが,動作検証できていないため今のところ提供出来ません.)
各講義のEchoコンテンツを視聴するには,本学学習支援システムmoodleを通じて行います.手元のブラウザでmoodle上の受講講義科目のページを開いてください.
当該講義で講義収録が行われている場合,そのページ上に 講義収録システム LecRec という外部ツールリンクが設置されているはずですので,これをクリックします.リンクが見当たらない場合は各担当教員に問い合わせて下さい.
当該科目で提供されている映像コンテンツが一覧となったページ(Sectionページ)が表示されます.
注: ここで新しいウィンドウ(タブ)が開かない場合,用いているブラウザのセキュリティ設定を調整する必要があるでしょう. こちらのPDF文書 を参照して設定して下さい.
この一覧のうち, アイコンで表示されている講義回が視聴可能な状態にあります.視聴したい講義回のアイコンをクリックして表示されるメニューより「閲覧」を選択するとプレイヤーが開きます.再生開始出来る状態になるのに少し時間が掛かります.
画面左下の三角ボタンが通常のDVDプレイヤーのリモコンに付いている「再生・巻き戻し・早送り」ボタンとなっています.再生ボタンをクリックすると動画再生が開始します.
最初に 著作権に関する注意事項 が表示されますので,それを読んで意味を理解して下さい.
著作権に関する注意事項が表示された後,講義ビデオのオンデマンド・ストリーミング再生が開始されます.
画面下スライダをクリックするとビデオの任意箇所が一発頭出し可能です.
プロジェクター映像と板書映像の両方が収録されている場合,各映像ウィンドウをクリックすると表示サイズを入れ替えられます.
映像を片方だけ見たい場合は,画面右下の「ソース」メニューを適当に選択して下さい.また,映像ウィンドウの右肩の×マークをクリックして消す事も出来ます.
間違って映像を片方だけにしてしまって,元へ戻したい場合も画面右下の「ソース」メニューを適当に選択して復活させて下さい.
プレイヤーの音量調整も画面右下で操作します.
画面右下のメニューから映像ウィンドウのレイアウトを操作します.ピクチャー・イン・ピクチャー風や横並びなど好みの表示レイアウトを選んで下さい.
画面右下の歯車メニューから再生映像の解像度と速度を選べます.映像解像度は標準では1080pですが,ネットワーク回線速度が遅いためにビデオ再生がギクシャクしてしまう場合,或いは,利用しているネットワーク回線の制限によりデータ転送量を削減したい場合(いわゆる「ギガ」を節約したい場合だ)は,解像度を480pにして落とした状態で再生すると改善されるかも知れません.
映像再生速度を速く(遅く)なるよう調整して倍速再生することも可能です.数値1が標準速度で数値が大きいほど高速に再生されます.時間が無い場合や教材のアニメーション再生をゆっくり見たい場合などに活用して下さい.
注: LecRecを実現しているEcho360 ALPは単に講義ビデオのストリーミング再生だけなく,ディスカッションや質問,ノート,或いは,「ここが分からない!」箇所の表明といった様々な高機能を備えていますが,残念ながらmoodleとの連携が弱いなどの理由から情報理工学部教員にはあまり活用されていません.この機能にアクセスして質問したとしても適切な回答が返ってくる可能性は低いので,講義内容に質問ある場合は,moodleや電子メール,或いは,オフィスアワーに研究室訪問など本学で標準的な教員との連絡手段を用いたほうが良いでしょう.
尚,プレイヤー上の操作詳細については開発元提供の英文マニュアル https://learn.echo360.com/hc/en-us/categories/360001991372-View-Content を参照願います.
講義によっては,時間割に沿った指定時間帯に講義のライブ配信が実施される場合があります.その場合には以下の手順で視聴画面を開いて下さい.
受講講義のmoodleページからLecRecの収録映像一覧ページにアクセスします.ライブ配信が開始されると「ライブ」ボタンが緑色表示されますので,これをクリックします.もし開始時刻を過ぎても表示が変わらない場合はページを再読み込みしてみてください.
科目名とライブ配信時間帯が表示されます.左下のライブストリームを表示をクリックするとライブ視聴が開始されます.
PC画面と板書映像のサイズ切替えや画面を閉じる操作は,通常のオンデマンド再生の場合と同様に出来ると思います.視聴を終える時は,左下のライブストリームを非表示をクリックしてライブ視聴を停止してからウィンドウを閉じるようにして下さい.
ライブ講義中に質問するには画面上の質問開始ボタンをクリックすると新しい質問を投稿する画面が開かれますので,記入欄に質問を入力してから「質問を投稿」ボタンをクリックします.
質問に対する回答や意見を投稿するには当該質問に対する「この質問に回答する」ボタンをクリックします.
表示された入力欄に回答・意見を記入してから「投稿」ボタンをクリックします.
以上
Enjoy!