Snow Leopardへのアップグレード

このページでは,Mac OS X 10.6 Snow Leopardへのアップグレードについて情報提供しています.

Snow Leopardアップグレードに関する留意点

NetBootは,各個人のMacBookの内蔵ハードディスクの内容に一切依存せず,何がインストールされていても動作します.そのため,Snow Leopardへのアップグレードに関して,CSE環境でNetBootに悪影響が出るような事はありませんので,個人の興味と選択に基づき個人の責任で判断してアップグレードしてください.コンピュータ理工学部では,アップグレードするかしないかの判断は各自の自由意思に任せるものとします.

特にまだコンピュータやMacの操作や調整に自信のない人の場合,アップグレードに関わる細かいトラブルが十分出尽くして,それらへの対応策が揃うまでは,暫く(1〜2ヶ月)様子を見るのも良いでしょう.特に,外付けマウスやTVチューナデバイス,プリンタ装置など,各種周辺機器を接続して利用している場合,製品によってはSnow Leopard対応が遅れている場合があります.メーカーのWebページなどを確認して,Snow Leopard対応が十分出来ている事を確認してからでも遅くありません.また,Snow Leopardのアップグレードに伴って,ドライバソフトのアップデートが必要な場合もあります.大本個人的には,Snow Leopardの最初のアップデートMac OS X 10.6.1が出てから位の時期の方が,無用のトラブルに苦しまずに済む可能性が高いと思われるので,初心者はそれまで待った方が良いと思います.

(20090917追記: Mac OS X 10.6.1は既にリリースされています.)

ちなみにCSE環境のNetBootシステムでは,Snow Leopard環境へのアップグレードは平成22年度春学期を予定しています.

LeopardからSnow Leopardへのアップグレード

Snow LeopardインストールDVDの入手

Snow Leopardへのアップグレードは「有料」です.必ず自分用のインストールDVDを市中の量販店,又は,本学の丸善売店などで正規に購入して使ってください.その購入したインストールDVDに「Snow Leopardを使用できるライセンス」が付いています.インストールDVDを購入する事は「Snow Leopardライセンス」を購入する事を意味します.

従って,インストールDVDを購入しないで他人のインストールDVDを拝借して済ませることは「違法行為」となります.但し,家庭にMacを複数台所有している場合,「Snow Leopardファミリーパック」という製品を購入すれば,最高5台までのMacにSnow Leopardをインストールすることが出来ます.しかし,友人同士で集まってファミリーパックを共同購入することは出来ません.ファミリーパックは「同じ家族・家庭で所有している複数のMacへのインストール」だけが許されています.

最新ファームウェアへのアップデート

まず,今現在使っているMacBookのファームウェア(ハードウェア制御用組み込みソフトウエア)が最新版にアップデートされているかどうか確認していてください.ファームウェアアップデートはMac OS Xのソフトウエアアップデートを定期的に適用していれば自動的に導入されて,その操作手順が表示されていた筈です.MacBookファームウェアのアップデート 状況は,次のページに掲載されています.

http://support.apple.com/ja_JP/downloads/#macbook

最新アップデートの適用

次に,今現在使っているMac OS X Leopardを最新版にアップデートしておく事を勧めます.また,ウイルス対策ソフトウェアは最新版(或いはSnow Leopard対応版)にアップデートしておかないとSnow Leopardへアップグレードしたときに不具合を起こす危険性があります.使用している製品がSnow Leopardに対応している事を確認しておきましょう.

Sophos Anti-VirusのSnow Leopard対応状況に関する情報: http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/62329.html

Sophos Anti-VirusのSnow Leopard対応について,丸善売店にメーカー側の対応を問い合わせました.丸善売店から購入した時点で付属していたSophos Anti-VirusはSnow Leopardでは正常に動作しませんので注意が必要です.基本的には以下の手順で対応してください.

  1. LeopardからSnow Leopardへアップグレードする前にSophos Anti-Virusを予めアンインストール(除去)する.
  2. Snow Leopardへアップグレードする.
  3. Snow Leopardに対応した新しいSophos Anti-Virusパッケージを改めてインストールし,かつ,必要な設定を行う.

Snow Leopard対応したSophos Anti-Virusのインストーラは丸善売店で入手できますので,そちらで対応してください.

また,慌ててSnow Leopardへのアップグレードを先にしてしまった場合でも,Sophos Anti-Virusを一旦アンインストールして,新しい対応版をインストールし直せばOKなようです.詳細は,以下の丸善店舗からの情報を参照してください.

丸善店舗からの詳細情報: Sophos Anti-VirusのSnowLeopard (MacOS 10.6)での対応について (PDF形式)

バックアップの実施

アップグレード作業に入る前に,必ず,内蔵ハードディスクのバックアップを行っておきましょう.OSのアップグレードは,ディスク内容の重要で大きな更新を行うため,万が一の不具合に遭遇した際に大事なファイルを失ってしまう危険性が多少あります.

Mac OS Xの場合,Time Machine機能を使うと専門的な知識が無くても簡単にバックアップができるので,上手に使ってみると良いでしょう.

インストーラの起動とアップグレード処理

アップグレードには,30〜1時間近くかかりますので,必ずACアダプタを接続してから作業を開始してください.

Snow LeopardインストールDVDを挿入すると以下のような画面が表示されるので,「Mac OS X インストール.app」をダブルクリックして開くとインストーラが起動します.

インストーラの起動後は画面指示に従って操作すればアップグレード出来るでしょう.

Xcodeのアップグレード

無事Snow Leopardにアップグレード出来たら,Cコンパイラなどが含まれるプログラム開発環境XcodeもSnow Leopard向けのver. 3.2へアップグレードしておく必要があります.古いXcode 3.1.XはSnow Leopardでは正常に動作しません.

Xcodeをアップグレードするには,インストールDVDを挿入して表示される画面から,「オプションインストール」フォルダを開き,そこにあるXcode.mpkgアイコンを開いてインストーラを起動します.

インストーラが起動したら画面指示に従って操作してください.

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